概要 ^場所、すなわち犯罪が行われた現場、事故が発生した場所、またはその他の調査対象となる事象が生じた場所は、実行された行為およびそれに関与した者に関する徴候、痕跡、証拠物その他の証拠要素が存在し、または存在し得る調査領域である。これらの要素から有用な結論を導き出すことができ、それは事件の解明、ひいては事件の取扱い方を導く。
犯罪現場等で発見される物的証拠は、司法に付される事件の帰結を左右する最も重要な要因の一つであり、調査対象行為の実行態様を理解するためにも重要である。実験室における科学的解釈が、これらの場所から得られる要素の認識、収集および記録に大きく依拠していることは明らかである。
調査方法 ^
それぞれの調査対象事件の要件に応じて、次のことを行う。
- 現場検証 行為が行われた場所において、追加証拠の探索または供述および事件記録中の他の資料の確認を目的として行う。
- 再現 現場について、適切な科学的調査を行い、事件記録に記載された事項を、発見物および証拠物から得られる情報と組み合わせて活用することにより、犯罪またはその他の調査対象行為が行われた条件の理解と確認に至る。
- 復元 犯罪現場または何らかの事象・事故が発生した場所について、デジタル見取図、図表その他必要と認められる図面を作成し、関係者の移動、弾丸の軌道、車両の移動など、実行態様および当該事件の特徴を示す。
現場調査により回答し得る例示的な質問 ^
出来事の発生場所はどこに特定されるか。
侵入窃盗または窃盗の行為者はどの経路をたどったか。
警報装置はなぜ作動しなかったか。
射撃者の位置はどこか。
弾丸の軌道および方向は何か。
射撃者の位置は、創傷・弾道上の結果を説明し得るか。
自殺か、犯罪行為か。
交通事故に関与した車両の進路は何か。
関係者の供述は、現場に存在する要素と整合するか。
実行された行為に関連する要素はどの地点で発見され得るか。